ブックタイトルSMTベアリングカタログ
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SMTベアリングカタログ
4-6. 基本静定格荷重 軸受は過大な荷重を受けたり大きな衝撃荷重を受けると、転動体と軌道面との間に、局部的な永久変形を生じる。この変形量は、荷重の増大とともに大きくなり、ある限度を超えると円滑な回転を妨げるようになる。 基本静定格荷重とは、最大荷重を受けている転動体と軌道面との接触部中央において、深溝玉軸受では計算上4200MPaの接触応力を生じさせるような静荷重をいう。 この接触応力を受けている接触部において、転動体と軌道の総永久変形量は、転動体の直径の約0.0001倍となる。基本ラジアル定格荷重Corとして軸受寸法表に記載している。4-7. 静等価荷重 静等価荷重とは、軸受が静止している場合や極低速回転の場合に、実際の荷重条件のもとで生じる接触応力と等しい接触応力を、最大荷重を受ける転動体と軌道との接触部に生じさせるような大きさの仮想荷重をいう。ラジアル荷重では軸受中心を通るラジアル荷重を採る。 ラジアル軸受の静等価荷重は、次の二つ(4-14,4-15)の式で求めた値のうち、大きい方の値を採る。P0r=0.6Fr + 0.5Fa (4-14)P0r=Fr (4-15)P0r : 静等価ラジアル荷重 NFr : ラジアル荷重 NFa : アキシアル荷重 N4-8. 安全係数 軸受に許容される静等価荷重は、基本静定格荷重によって決まるが、使用条件や要求性能によって軸受の使用限度が異なる。従って、基本静定格荷重に対する安全度を検討するための安全係数fsは、次式によって求められ、一般に推奨される安全係数fsの値を表4-7に示す。fs=C0rP0r (4-16)C0r : 基本静ラジアル定格荷重 NP0r : 静等価ラジアル荷重 N表4-7 安全係数 fs使用条件fs高精度回転を要する場合2衝撃がある場合1.5普通の運転条件1軸受選定製品シリーズSUS440CSUS304SUS630純チタンセラミック耐熱グリースレス止めねじ調心フランジユニットガイドホイール68006900SS520052005800カスタマイズ対応使用事例改善事例損傷と対策技術解説付表新規選定調査依頼シート96