ブックタイトルSMTベアリングカタログ

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概要

SMTベアリングカタログ

 軸受の使用条件として、軸受荷重P及び回転速度nとすると、設計寿命として寿命係数fnとすれば満足する軸受の基本動定格荷重Cは、式(4-6)で求められる。このCを満足する軸受を軸受寸法表の中から選定する。C=Pfhfn (4-6)温度による基本動定格荷重の補正 軸受を高温で使用する場合、軸受の硬さが低下し、常温で使用する場合より基本動定格荷重が減少する。従って、高温で使用する場合は、軸受寸法表に示した基本動定格荷重の値に表4-1の温度係数を乗じて補正する。表4-1 温度係数の値軸受温度,℃ 125 150 175 200 250温度係数1 1 0.95 0.9 0.754-3. 基本定格寿命の補正 基本定格寿命の基本式L10は、信頼度90%における寿命である。しかし、90%以上の高い信頼度での寿命を必要な場合がある。 また特殊材料の採用により寿命を延長することができる。さらに潤滑などの使用条件により寿命に影響する場合もある。 これらを考慮して基本定格寿命を補正した寿命を補正定格寿命と呼び、式(4-7)で求められる。Lna= a1・a2・a3・L10 (4-7) Lna : 補正定格寿命 106回転 a1 : 信頼度係数 a2 : 軸受特性係数 a3 : 使用条件係数 信頼度係数a1は、90%以上の信頼度に対して表4-2に示す。表4-2 信用度係数a1信頼度(%) 90 95 96 97 98 99a1 1.00 0.64 0.55 0.47 0.37 0.25 軸受特性係数a2は、材料の種類及び品質、製造工程が特殊である場合の定格寿命が増加するための補正係数である。SMTで用いる標準材料は寿命改善の効果を含めた基本動定格荷重Crを軸受寸法表に記載している。したがって、式(4-7)によって寿命計算を行うときは、a2=1とすればよい。 使用条件係数a3は、軸受の負荷条件、潤滑条件、温度条件などの補正を行う係数である。潤滑が正常である場合にはa3=1とすればよい。 潤滑が良好でない場合には、a3<1とする。軸受選定製品シリーズSUS440CSUS304SUS630純チタンセラミック耐熱グリースレス止めねじ調心フランジユニットガイドホイール68006900SS520052005800カスタマイズ対応使用事例改善事例損傷と対策技術解説付表新規選定調査依頼シート技術解説SMTベアリングカタログ 93