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耐熱ステンレスベアリング
SUJ2軸受鋼より耐熱性に優れるSUS440Cステンレス鋼にフッ素系耐熱グリースを封入したベアリングです。
特長
- 使用温度は、〜250℃です。(シールタイプを除く)
- SUS440Cステンレス鋼は、SUJ2軸受鋼と比べ、高温環境下での硬度低下率や寸法変化も小さい。
- SUS440Cステンレス鋼は、SUJ2軸受鋼と比べ、高温環境下で影響が大きい耐酸化性に優れています。
- フッ素系耐熱グリース封入により、高温下での潤滑を実現します。
製品仕様
標準仕様 | |
---|---|
内輪・外輪 | SUS440C |
ボール | SUS440C |
保持器 | SUS304 |
シールド | SUS304 |
シール | フッ素ゴム*1 |
潤滑 | フッ素系耐熱グリース |
ラジアルすきま*2 | C4 |
*1 シールタイプは耐熱 200℃迄となります。
標準仕様以外に下記の特殊仕様にも対応しております。
*2 C3、C5等の特殊すきま
性能
高温環境での耐久性
用途
・炉周辺装置・オーブン・ヒーター・乾燥装置・真空装置・その他高温になる箇所
耐熱ハイブリッドベアリング
セラミックボールを組み込むことにより耐熱ステンレスベアリングよりさらに長寿命となります。
特長
- 使用温度は、〜250℃です。(シールタイプを除く)
- SUS440Cステンレス鋼の内輪・外輪に、セラミックボールを組み込んだハイブリットタイプです。
- セラミックボールにより内部発熱を抑え、グリースの寿命を延長します。
- 長寿命によりランニングコストを軽減します。
項目 | 単位 | 窒化珪素 Si3N4 |
ステンレス鋼 SUS440C |
軸受鋼 SUJ2 |
セラミックボールの優位性 |
---|---|---|---|---|---|
密度 | g/cm3 | 3.2 | 7.8 | 7.8 | ボールの遠心力を低減 |
熱膨張係数 | X10-6/℃ | 3.2 | 10.5 | 12.5 | 温度上昇による内部すきまの変化が小さい |
硬度 | HV | 1400 | 700 | 740 | 変形が小さいため高剛性 |
ヤング率 | GPa | 320 | 200 | 210 | 高剛性による摩擦軽減 |
耐熱性 | ℃ | 800 | 400 | 180 | 高温環境下での剛性を維持 |
導電性 | – | 無 | 有 | 有 | 電食を防止 |
製品仕様
標準仕様 | |
---|---|
内輪・外輪 | SUS440C |
ボール | 窒化珪素セラミックス(Si3N4) |
保持器 | SUS304 |
シールド | SUS304 |
シール | フッ素ゴム*1 |
潤滑 | フッ素系耐熱グリース |
ラジアルすきま | C4 |
*1 シールタイプは耐熱 200℃迄となります
性能
高温環境での耐久性
使用上の注意
高温環境下では、軸に使用する材料(熱膨張係数)の違いにより、ラジアル内部すきまが減少しベアリングの回転に支障をきたす場合があります。 軸には熱膨張を十分に考慮したはめあいと材料をご選定ください。詳しくはお問い合わせください。