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ベアリングの取外しは、機械の定期点検や故障などのときに行われます。その場合、ベアリングを再使用するとき又はベアリングの状態を調査する必要があるときには、取外しも取付けと同様に、慎重に取外し、ベアリング・シャフト・ハウジング・密封装置などを損傷しないように注意する必要があります。

内輪の取外し

内輪の取外しは、プレスによって引抜くことができれば、簡単で早い。そのとき、プレスのアーバーとベアリングの軸心とが一致するように力をかけることと、内輪側面にだけ支え金が当たり、内輪に力が加わるようにする。外輪に力が加わると、軌道面やボールにキズをつけ、ベアリングが再使用できなくなる。内輪の取外しを図1に示す

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内輪の取外しには、引抜き治具もよく使用される。引抜き治具による内輪取外しの例を図2に示す。引抜き治具の爪が内輪の側面に十分にかかるようにしなければならない。

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外輪の取外し

しめしろが大きい外輪を取外す場合は、図3に示すようにあらかじめハウジングに外輪押出しボルト用のねじ穴を数箇所に設けておくとよい。取外し時には、ボルトを均等にねじ込み、外輪だけに力を加えて取外す。内輪に力が加わると、軌道面やボールにキズをつけ、ベアリングが再使用できなくなる。ボルト穴には、普段は栓ねじをしておく。

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